箱ドラム
箱ドラムを憎々しげに見つめるのは、マーティーさんの愛娘サラちゃん。そう睨むなよ、俺だって辛いんだ
photo by morishita
・箱ドラムは、まあ見てのとおりの物体ですが、木の箱空き缶で作った自作のドラムです。

・構想3年・制作3ヶ月と公式には言ってますが、実は今でも少しずつ進歩してたりします。

・木製のペダルも自作して、ドラマーなら普通に演奏できるようにできているのがミソです。結構もっともらしい音がするので、音を聴いてふらりと立ち寄ったお客様は、その音源がコレなのを見てびっくりされるそうな。

・この箱ドラムは苦心の作だけに、説明し始めるとホントに長くなるので、もっと詳しく知りたい方は、こちらを読んで下さいよ。




その他の楽器であって特殊なもの
ウォッシュボード 洗濯板です。1920年代のジャグバンドなどで使われた有名な小道具です。

・当初は定石に従い、裁縫用の指貫(ゆびぬき)を装着した軍手(「パワー・グローブ」と命名)でガシガシ鳴らしていましたが、やや音質が硬すぎるきらいもあって、最近では製菓用の口金(クリームを絞るやつ)に変えてみました。音質は軽快になりましたが爪の尖り具合は異様で、ある女の子から「小林さん、ジェイソンみたいです!」と指摘されました。

・このウォッシュボードは大谷栄四郎さん(cl)からの頂きものです。感謝!
熱演するコバヤシと、不安そうに見守る御近所の皆さん。photo by seki


なんだかんだ楽しそうな森下さん(w
photo by seki
箱ベース 1オクターブの自作巨大親指ピアノです。ジャマイカに(単に観光で)行ったコバヤシが、カリプソ?メント?などを渋くも演奏するご老人バンドが使用していたのを発見、帰国後に真似して作りました。バンド名を聞いたら「ジャマイカン・オールスターズだ」と言っておられましたが、それ本当かよ、御老人・・・。

・箱ベースはとっても簡単な構造なので、鳥の巣箱とか造ったことのある人なら誰でも作れます。正しくはマリンブラとかルンバボックスというのだそうですが、発音体にスプーンを使った点がジャズボイラーズのオリジナルと自負。サウンドホールの形は
「松」だよ、だって俺ら東洋人じゃん?

・素材のベニヤ板は、電気通信大学空手部主将(当時)のフジサワくんがくれました。本棚を作ったときの余りだそうです。ありがとうフジサワ!押忍!!

・2007.11
ちなみにジャマイカのメント(mento)はニューオリンズジャズに近い要素があるのか、ゆるーくて楽しい音楽でした。こんなかんじ。バンジョも4弦だし。日本にも箱ベースでメントをやってるこんなバンドがあるのを発見、森下さんも
負けていられませんね?!→San Fernando Mento Patrol
・2008.02
↑のメンパトさんは、なんと07年11月で活動停止されたようです。いつか共演したかったのに、残念・・・。
トラのbjジョウジ君がmentoに関心を示しているようです。


カズー 市販のカズーでは音量が足りないので、空き缶を切ってラッパ状の拡声器をつけました。ミュートを使った演奏にも適しており、ひそかに「ジャズモデル」あるいは「ジャズ・カズー」と呼んでいます。4管のアンサンブルに混じって一生懸命に吹いて(=うなって)ますが、なかなか上手くならないんだよね・・。

・とても良く錆びるため、「POR-15」という自動車レストア用の超強力塗料を塗ってみましたが、そろそろ限界に来ているようで、もう日露戦争みたいに錆びてます!!
・2005.09
ブリキの接合は従来すべてガムテープでやっており、このローテクぶりが工作上の一つのポリシーないしアイデンティティではあったのですが、金属加工技術の誘惑は断ちがたく、今般ついに半田接合を導入(矢印の部分)、ちょっと産業革命です。板金用半田とフラックスを使い、だんだん鉄道模型マニアの方みたいになってきて、いいかんじです♪開口縁部も金槌で叩いて材料を薄く延ばすことで、フレア状に外側に拡がるようにし、これで全体の剛性が飛躍的に高まって、音色に少しホーンらしい高周波の残響が加わったような。



箱バンジョー 楽器の自作って、熱中するとついつい本格的な仕上げに走りがちですが、ジャズボイラーズ的には勿論、なるべくクオリティを上げずに、ぼろっちい工作にしたいところ。コンセプトって大事で、なにごとも方向性を見失ってはいかんと思います。

・というわけで、できました!
箱バンジョー。写真では一見きれいに写ってますが・・・実物は細部にズレやハガレやノコギリ跡があって、なかなかぼろっちい出来ばえです。4弦のテナー(チューニングはCGDA)ですが、バンジョーなのに四角い。もう何の楽器だかわかんなくて、なかなかいいでしょ。中近東のどこかの民族楽器のような、大正時代の和家具のような?

・ボディが四角いと、作るのがラクだし(手鋸で作れた・・)、しかも四角いから地面にそのまま立てられて、
スタンドが要らないのがミソです。これ、部屋でも出先でも、すげー便利ですよ。どこでも立つ!!。底に下駄の歯みたいなかわいい脚が付いてます。なんか明らかに、楽器よりも家具に近づいてます。。

ボディ周面とネックは建築用の木材(ラワン単板)、14ミリというぶ厚い板厚もあって、質感はほとんど古本屋の本棚みたいです。皮は透明のOHPフィルムを貼って熱収縮でテンションをかけ、フレットは銅線をエポキシ接着してます。ブリッジは
家の裏の竹、ナットはユザワヤで買ったステンドグラス用?の真鍮線を使いました。フレットマークなんてマスキングテープだよ、ここで象嵌とかに色気を出したら、ジャズボイラーズ的には負けだよね!ペグはヤフオクでエレキギター用のジャンク品を調達(6個で520円)、三重県の出品者さんありがとう。制作記録はおいおいアップします。

・背中側が開いた「オープンバック式」バンジョーは、田中やす師匠がお好きでないと聞いていたので、本機では背中側をベニヤ板でふさぎ、後側で音道を折り返して、四隅の穴から前方に出してみました。背中側に丸いお盆の付いた一般の「レゾネーター式」バンジョーとも違って、いわば「反射式」あるいは「
バスレフ式」バンジョーといったところ。

・当初はフレットがビビるし音程も下がりやすくて頼りない物体だったのですが、これを手に取った
田中師匠はすかさず、なんとブリッジの下に1円玉を差し込んで弦高を調整!お陰で見違えるほどしっかりした楽器になりました。なるほど、さすが天才バンゼウ奏者!!1円玉は弦高を上げるだけじゃなくて、ブリッジの着座面積の増大によって着座圧力を低減させ、ヘッド(=皮)の局部的な伸びを抑制させるわけですね!俺の両の目からウロコがドバババーと、無限の宇宙空間に落ちてゆきました(イメージ)。音質は箱鳴りがあってちょっとギターとかウクレレっぽい感じですが、けなげに鳴ってます。田中師匠には「普通に弾ける」とのコメントも頂いて感激、そういや俺バンジョーとかギターってぜんぜん弾けないし。

・この「箱バンジョー」は、今後のライブで田中師匠に(
渋々?)使っていただけそうですが、たぶん1ステージで1曲、箱ベースの曲とかでしか使わないと思われます。制作者としては本当にかわいい楽器なので、お客様には全身全霊で聴いていただきたいです!

・気を良くして早くも
2本目の箱バンジョーを設計中、2本目はある新潟特産品の容器をボディにして作る予定で、すでに問題の容器を調達済み(職場の後輩女子に買ってきてもらった)ですが、詳細はまだ秘密です。だれかにパクられて先に作られると悔しいもんね、まあ誰もやんないか・・。
(2007.11)


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